神様のいたずら



「着いた。」

「ここが、遊園地・・・。」

九条くんは、目を見開いて遊園地の看板を見つめて黙りこむ。

「どうかしたの?九条くん。」

わたしは、九条くんの顔をのぞきこむ。

「・・・いや、この遊園地に来たことがあるなと思って・・・。」

「えっ・・・。」

わたしは、目を見開く。

「・・・それって、誰と・・・?」

わたしは、少しうつむいて聞いてみる。

「・・・美久たちと・・・。」

「・・・。」

わたしは、肩を動かす。

「美久・・・さんか・・・。」

「・・・。」
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