神様のいたずら
わたしは、胸の前で拳を握るとゆっくり立ち上がろうとした。

「・・・??」

わたしは、笑みを浮かべた表情で固まらせて青ざめた。

え?なにこれ・・・立てないんだけど・・・。

どういうこと?

「・・・。」

「何してんだ?早く、立てよ。」

少年は、腕を組んだまま言う。

「う、うるさいっ・・・。」

わたしは、顔を赤くして叫ぶ。

「こ、こんなの・・・わたし一人でも、立てるっての・・・。ば・・・かにしないでよね・・・。」

わたしは、必死に立ち上がろうとする。

でも、身体全体が震えて立てそうにない。

何よ・・・これ・・・。

こんなのおかしすぎるでしょ・・・。

わたし、こんなところでこんなことしてる場合じゃないのに・・・。

早くしないと、学校遅れる・・・。
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