神様のいたずら
「・・・っ。」

九条くんは、口を閉じて黙りこむ。

「無理しなくていいよ?」

「だ、大丈夫だよっ・・・ちょ、チョコが乗りたいなら付き合うしっ・・・。」

「ほんとに大丈夫?」

「だ、大丈夫だって・・・!!」

九条くんは、わたしに顔を近づける。

「じゃ、じゃあ・・・。」

わたしは、モジモジしながら上目遣いで九条くんを見る。



「はあっ・・・はあっ・・・はあ、はあっ・・・!!」

「だ、大丈夫じゃなかったんじゃん・・・無理しちゃだめだよっ。無理なら無理ってちゃんと言わなきゃ・・・。」

わたしは、苦しそうに息を吐く九条くんの背中をさする。

「気持ち悪くない?大丈夫?」

「うっ・・・ん・・・まあ、だいじょっ・・・うぉっ・・・!!」
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