神様のいたずら
「ねぇ・・・チョコちゃん。」

「は、はいっ・・・」

わたしは、ゆっくり背筋を伸ばす。

「チョコちゃんはさ、九条くんのこと好き?」

美久は、ゆっくり振り返ってチョコを見て言う。

「えっ・・・。」

チョコは、少し目を見開いて美久を見る。

「・・・。」

美久は、真剣な目でチョコを見つめる。

「・・・。」

チョコは、うつむく。

「ねぇ、チョコちゃん。正直に答えて・・・お願い・・・。」

「・・・。」

わたしは、また顔を上げて美久さんを見る。

「・・・。」
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