神様のいたずら
わたしは、近所のとある公園に足を運んでいた。

その公園は、わたしの暮らす、二階建てのアパートのすぐ目の前。

「・・・。」

わたしは、アパートを見上げる。

今は、家の中に居たくないかな・・・。

きっと、家の中でお姉ちゃんが、仕事してるに違いない。

邪魔するのもよくないし、しばらくここに居よう・・・。

わたしは、公園の中に入って行った。

そして、ブランコに腰掛けた。

「・・・。」

わたし、どうしちゃったのかな・・・。

さっきから、モヤモヤするのはなんでかな・・・。

「そもそも、はるるんから逃げることなんてなかったのに。」

「じゃあ、何で、逃げたりしたんだ?」

「え?だってそれは・・・。」

わたしは、ゆっくり振り返った。

「え・・・。」
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