神様のいたずら
わたしは、九条くんの後ろ姿に見とれていた。

そして・・・。

わたしは、九条くんの背中に抱きついた。

「!?」

九条くんは、背中をビクッと動かした。

そして、首を動かしてわたしを見た。

「お、おいっ、チョコ・・・!?」

九条くんは、少し驚いた反応をする。

「ごめん・・・。」

「は・・・?」

「しばらく、このままで居させて・・・。」

わたしは、目を閉じてつぶやく。

「・・・っ。」

神乃は、また前を向く。

「そ、それは別に構わないが、帰りが遅くなるんじゃないか・・・?」
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