神様のいたずら
神乃は、二階の階段を上る。

「桜井・・・ってあった。ここか・・・。」

神乃は、顔中に汗を流してドアの前に立つ。

「桜井紀代子・・・。ってあれ?」

神乃は、首を傾げる。

「名前が違う・・・。」

神乃は、隣のドアへ移動する。

「ここは・・・?」

桜井千代子。

ドアの隣には、千代子の名前の名札があった。

「あ、こっちか。」

ピンポーン。

神乃は、鞄をそっと下に降ろすとインターホーンをおした。

「はーい。」

中から、声がする。

「・・・。」
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