神様のいたずら
女は、千代子に掛け布団をかぶせると神乃を見た。

「ほんとにありがとうございました。」

女は、神乃に頭を下げる。

「え・・・いえっ。」

「そこに適当に座っててもらっていいですか?今、お茶をいれますので。」

「あ、はい。」

女は、あわててキッチンへと向かう。

「・・・。」

神乃は、千代子を見つめる。

そして、千代子の頭に手を置いた。



「・・・。」

神乃は、ソファーにじっと座っている。

「お、お待たせしてすみません・・・。」

女は、カップと少し大きめな白い急須をのせたお盆を持って歩いてくる。

「・・・。」
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