神様のいたずら
「・・・。」

女は、ゆっくり神乃を見る。

「まずは、座りましょうか・・・。」

「あ、はい・・・。」

女は、肩をすくめてゆっくりうなづいた。



「あのっ・・・。こ、紅茶で大丈夫でしたかっ・・・?」

「あ、はい。大丈夫ですよ。」

神乃は、うなづく。

「よ、よかったですっ・・・。」

神乃は、紅茶を一口。

「うん、とてもおいしいです。」

「・・・。」

女は、黙りこんだままうつむく。

「・・・。」

神乃は、そんな女の姿を紅茶を飲みながら見つめる。
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