神様のいたずら
「何で、謝るんですか?」

「わたしったら、いつもこんな癖があって・・・。」

「クセ?」

神乃は、首を傾げる。

「はい、わたしのばかっ。漫画の読みすぎよ、描きすぎよっ!!」

「描きすぎ・・・?漫画を描いてるんですか?」

「あ、はい・・・。」

紀代子は、少し顔を下げて神乃を見つめる。

「趣味か、何かでですか?」

「あ、いえっ・・・趣味ではありますけど・・・わたし・・・漫画家なんですよ・・・。」

「・・・。」

神乃は、キョトンとした顔で紀代子を見つめる。

「漫画家ですか・・・?」

「は、はい・・・。」

紀代子は、ゆっくりうなづいた。
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