神様のいたずら
「すごいですね!!」

神乃は、目を輝かせて紀代子に顔をちかづけた。

「え・・・?」

紀代子は、顔を引く。

「す、すごいですか・・・?」

紀代子は、首を傾げる。

「はい、すごいですよ!!」

「は、はあ・・・。」

「漫画描いてるときの名前、聞いてもいいですか?」

「えっ。」

紀代子は、目を見開くと背筋を伸ばした。

「だめですか・・・?」

神乃は、少し眉を寄せる。

「いや・・・別にだめじゃないですけど・・・。」

そう言って、紀代子は目をそらす。
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