神様のいたずら
「ダメじゃないけど、なんですか?」

神乃は、さらに顔を近づける。

「漫画とかに興味があったり・・・するんですかっ?」

紀代子の声が裏返る。

どうしよう・・・。

人とあまりしゃべらないわたしがこんなに強引に聞かれるとすごく怖い・・・。

お願い。チョコちゃん、助けて・・・。

紀代子は、チョコの寝顔を見つめる。

「あっ。」

神乃は、声をあげる。

「えっ?」

紀代子は、神乃を見る。

「ごめんなさい。」

「?」

紀代子は、首を傾げる。
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