神様のいたずら
そして、何かを書き出した。

「紀代子さん・・・?」

神乃は、驚いた顔をして紀代子を見る。

「見ないでください。」

「え?」

「わたしが、いいと言うまで見ないでください。」

紀代子は、真剣な顔で神乃を見る。

「は、はい・・・。じゃあ、僕は何をすれば・・・。」

「そ、そうですね・・・。時間は掛からないので目を閉じていてくれませんか?」

「あ、はい。分かりました。」

神乃は、目を閉じる。

そして、10秒くらいたったころ・・・。

「もう、目を開けていいですよ。」

「・・・。」

神乃は、ゆっくり目を開けた。
< 65 / 168 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop