神様のいたずら
結婚とかそんなのまだ先だと思ってる。

僕は、恋愛をするためにこの街にきたんじゃない・・・。

それに、僕は、このセカイの住民ではない。

チョコは、とてもいいやつだ。

でも、僕は・・・。

神乃は、少し眉を寄せた。

ー神乃くん。ー

神乃の頭の中で女の子が、神乃の名前を呼ぶ。

「・・・。」

美久・・・。

神乃は、拳を握る。

僕は、いつまでもこの街にはいられない。

いつか、きょうたちのところに戻らないといけない・・・。

僕は、チョコを見届ける指命で今、ここにいる・・・。

だから・・・。
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