神様のいたずら
「いってきまーす!!」
わたしは、あわてて家を飛び出す。
わたしは、走りながら考えた。
はあー・・・わたし、また失敗しちゃった・・・。
なんで、いつもこんなことになっちゃうのかな・・・。
もしかしたらわたし、知らないうちに誰かを傷つけてしまってるのかもしれない・・・。
ドンッ。
「きゃ!?」
わたしは、何かにぶつかって尻もちをついた。
「いたた・・・ご、ごめんなさい。ちょっと、考え事してて・・・。」
わたしは、目をぎゅっと閉じたまま言う。
「ほんとにごめんなさい・・・。」
わたしは、ゆっくり目を開けて相手を見る。