神様のいたずら
須加原さんは、真剣な顔で腕を組む。

「あ、あのっ・・・。」

少女が、声を上げる。

「わたし・・・先生の大ファンなんです・・・。わたしは、小さい頃から身体が弱くて、学校もあまり行けなくて、そのせいで学校に行ったときにあまり、話せる人が居なくて・・・その・・・引きこもることが多かったんです・・・。そんなときに、先生の漫画に会ったんです・・・。わたしも先生みたいな漫画家になりたいって思ったんです・・・!!だから、わたし先生の元で漫画の勉強がしたいんです。だから、お願いします。わたしにアシスタントさせてください。役に立たないと思うけど、ここで働きたいんです・・・!!」

そして、少女は頭を下げる。

あれ・・・この子、ちょっとお姉ちゃんに似てるな・・・。

「ねぇ、お姉ちゃ・・・え?」

わたしは、少し驚いた顔でお姉ちゃんを見る。

「うっ・・・ううっ・・・。」

お姉ちゃんは、少女を見ながらタオルで涙をふく。

「お、お姉ちゃん・・・?」

「わたしに、ファンがいたなんて・・・ううっ・・・こんなに嬉しいことがあるなんて・・・。」

「ちょ、ちょっとお姉ちゃん?」

わたしは、訳がわからず少しあせる。

「わかりました。あなたを、アシスタントとして雇いましょう。」
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