神様のいたずら
「え?」

わたしは、目を見開く。

「え?」

少女も顔を上げて、お姉ちゃんを見る。

「え?ほんとにいいの?お姉ちゃん。」

「ええ。」

お姉ちゃんは、うなづく。

「で、でもでもっ・・・今、アシスタントを雇えるほど、売れてないしお金もないから、アシスタントさんを雇えないって言ってたじゃないっ・・・。」

わたしは、叫ぶ。

「あっ・・・えっと、それはなんとかする・・・わ・・・。」

お姉ちゃんは、目をそらしながら自信なさそうにつぶやく。

「でも、よかった。先生がアシスタントを雇ってくれて。」

須加原さんは、ニコニコ微笑みながら手を合わせてつぶやく。

「はあー・・・。」

わたしは、ため息をつく。
< 84 / 168 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop