神様のいたずら
「・・・。」

霊界堂さんは、恥ずかしそうにモジモジしはじめる。

「そうだ、霊界堂さん。今、暇ならわたしのお仕事・・・見ていかないかしら。」

「えっ・・・。」

霊界堂さんは、顔を上げてお姉ちゃんを見る。

「霊界堂さん、どうかしら。」

「は、はいっ・・・ぜひとも、お願いしますっ・・・。」

霊界堂さんは、目を輝かせる。

「それじゃあ、行きましょうか。」

お姉ちゃんは、そっと立ち上がる。

「はいっ・・・。」

霊界堂さんも、立ち上がる。

「じゃあ、先生。わたしは、会社に戻りますのでつぐのこと、頼みましたよ。」

須加原さんは、書類を片手に持って言う。

「えっ・・・すがさん、帰るんですか?」
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