神様のいたずら
お姉ちゃんは、須加原さんを見る。

「ええ。そうだけど・・・。」

「い・・・行かないでくださいっ。」

お姉ちゃんは、須加原さんの裾を掴む。

「あ~・・・もう。」

須加原さんは、腰に手をあてる。

そして、あきれた顔でこう言った。

「先生、大丈夫ですよ。つぐは、いい子ですから。」

「そ、そう言うことじゃなくて・・・。」

お姉ちゃんは、うつむく。

「先生は、いろんな人と関わっていくべきですよ。じゃないと、何も変われませんよ?」

「・・・。」

お姉ちゃんは、黙りこむ。

「この前、言ったことは嘘だったんですか?」

「う、嘘じゃ・・・ないです・・・。」
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