神様のいたずら
「ほんと?」

「・・・。」

お姉ちゃんは、ゆっくりうなづいた。

お姉ちゃんが、自分から一歩、歩もうとしてる・・・。

これは、協力しなきゃね。

わたしは、拳を握るとうなづいた。

「お姉ちゃん。」

「な、何?」

お姉ちゃんは、顔を上げてわたしを見る。

「お姉ちゃんにその気があるなら、わたしも協力するよ。」

「チョコちゃん・・・。」

「頑張ろう、お姉ちゃん。」

「ありがとう、チョコちゃん。」

お姉ちゃんは、少し笑う。

「あ、あの~・・・。」
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