神様のいたずら
「・・・あ、そうか・・・。口に出さなくても九条くんには、分かるんだよね・・・。」

「うん、でも・・・ごめんね。」

「え?」

「知ってほしくないこととかもあるだろうに・・・。」

九条くんは、少しうつむく。

「べ、別にそんなこと気にしなくて大丈夫だよ。」

わたしは、手を振る。

「ありがとう。それじゃあ、遊園地に行こうか。」

「うん・・・。」

わたしは、うつむいて少しモジモジする。

「じゃあ、行こう。」

「あ、待って。」

「ん?」

九条くんは、首を傾げてわたしを見る。

「今すぐに行くの?」
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