妖とわたしの時間
そう言って、わたしの腕を掴んで歩き出す。

「えっ・・・ちょっ・・・。」

わたしは、強引に引っ張られていく。

「あ、あのっ・・・どこにいくんですか??」

「黙って付いてくるのだ。」

「・・・。」

わたしは、その人の後ろ姿を見つめながら歩く。



わたしは、知らない建物に連れてこられた。

「とっとと、入るのだ!」

その人は、わたしの背中を強く押す。

「きゃっ!」

わたしは、その建物の中に入れられた。

「ここは・・・どこ?」

わたしは、あたりを見渡す。

「そこにおれ!」
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