Misaki-Forever

プラネタリウムのシートに座り冬の星座を見つめる


「…グスン、…」

“えっ!?"

美咲は一筋の涙を手で押さえ声をころして泣いていた。

「美咲?泣いてんのか?」

小さな声で美咲に聞いてみる。

「だって…綺麗すぎる…こんなにたくさん」

美咲は告白された日の夏の夜空を思い出していた。


「花火大会の日も星が綺麗だったよね」

「ん!あん時も綺麗だったなー」

2人は手を繋ぎ同じ気持ちで天上の星を見上げた。



< 139 / 297 >

この作品をシェア

pagetop