Misaki-Forever
美咲はケーキを取り分け一斗の前に置いた。
「美咲!あーん」
一斗は口を空けて美咲の方をチラッと悪戯な目を向ける。
「えっ!?…」
“食べさせてあげるの!?照れるんですけどー"
「早く!!あーん」
“マジでー恥ずかしい…"
「…それじゃー、はい」
フォークに少しだけケーキをのせて一斗の口に運んだ。
「旨い!じゃ俺もー…はい!」
一斗は苺とケーキをバランス良くフォークにのせ美咲の口に持ってきた。
“うわっ!!"
「ほらっ美咲、食べて」
美咲は照れながら口を空け
一斗に食べさせてもらった。
「…ん?…!!
うわぁーメッチャ美味しい!」
「だろ?なんか俺ら、新婚さんみたい」
「アハッ!!やだ、何言ってんのー」
美咲の顔が少し赤くなった。
「美咲、照れてんの?可愛い」