Misaki-Forever
食事をしながら色んな話を聞いた。
一斗は中学の頃から後輩にモテモテだったらしい。
スタイルも良く笑顔が半端なく可愛らしくも見える
これじゃ女の子が放っておかないだろう。
帰りが同じ方向だというので、一斗が美咲を送ることになった。
2人は、ファミレスを出て翔たちと反対方向に歩き出した。
“2人きりで何を話せば
…あっ!そうか"
「傘、返さなきゃね」
一斗はニコッと頷き話始めた。
「昨日はバイト行く途中だったんだ、先輩に頼まれて
週3でバーテンやってる」
「バーテン?」
「うん…年ごまかしてるしバレたらヤバイよね
そろそろ潮時かなって」
「何か大変そう、私は人見知りだし接客業なんて絶対に無理だなー」
「だなっ!!俺も無理…なんてね」
一斗は俯いて微笑んだ。
斜め下を見つめた時の
一斗の長いまつ毛は夕陽に映え、ハッとするほど綺麗に見えた。