Misaki-Forever

「俺、カッコ悪いよな」

「え!?」

「俺のせいだって、わかっていても
やっぱり美咲の前で殴られるのはさ、メチャクチャカッコ悪いよ」


「そんな事ない…一斗は、いつだってカッコイイ」


そんな事を言ったしまった美咲は照れてるようで下を向いたまま消毒液を片付けた。


「何か、ありがとうな!」

美咲はニッコリ笑い首を振った。



「あのさ…美咲?」

「ん!?」

「もう一度カッコイイって言ってみて」

照れ隠しに一斗は、そんな事を口にした。



「はぁっ?……それより今日はホントに学校行かないの?」


「行かねぇよ」

「そっか〜じゃあ今日はずっと一斗と居るよ」


美咲は一斗の事が放っとけない気がした。

「…ありがとな」


一斗は俯きしばらく黙りこんだ。

ついさっきまでの出来事を
また思いだしていた。



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