Misaki-Forever
少しの沈黙が続いた。
美咲は辺りを見回し本棚から一冊のアルバムを取りだし一斗に渡した。
「おっ!卒アルじゃん」
ページをめくりながら
「美咲は何組?」
「二組」
「おっ!いたいた可愛い…
でも今の美咲が一番」
一斗はアルバムを閉じ
美咲の顎を持ち上げキスをした。
一斗は美咲の髪を撫でたあと手をひきベッドに寝かせ美咲の身体を覆った。
「一斗…」
2人は目と目を合わせ
「美咲…いい?」
美咲は目を瞑り静かに頷いた。
一斗はゆっくりと美咲の全身を愛した。
美咲にとっては何もかも初めての行為で、自分の身を一斗に預けた。
2人は、やがて、ひとつになった。
美咲にとっての、新しい幸せな時間だった。