Misaki-Forever

「美咲ちゃん、あのさ…」

美咲は首を傾げ翔の顔を見た。

「ん?」

「いや…何でもない」

翔は美咲の顔を見ないでペットボトルをクルクル廻してる。

「変なのー」

翔は空のペットボトルを握りつぶし

「もしもの話しだから軽く聞き流してくれる?」

「うん、なに?」

「一斗じゃなくて俺が先に告白してたら付き合ってた?」

「えっ!?…」

「奈緒が居ないとして…なんだけど」

「うーん、たぶん付き合ってない…翔はね私にないものたくさん持ってるし憧れでもある
でも翔とは、ずっと友達で居たい…だから…」

「…いきなりゴメン…そうだよな」

翔の手の甲に桜の花びらか一枚のった。

「翔?」

桜の花びらを空にかざし


「聞き流してくれれば、良いんだ、変な事聞いてゴメン」

「うん…」



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