Misaki-Forever

教室に戻り席につくと、すぐに携帯から振動が伝わった。

そっと開くと一斗からのメールだった。


<今、教室に戻ったから
今日は用事あるから先に帰ってな>

美咲はすぐに返信した。


<わかった>


<心配すんな!気をつけて帰れよ>



先生が教室に来て授業が始まった。

数学の先生は、とても厳しく携帯を取り上げると、その日には返してくれない。
これ以上はメールを打てない。

美咲は何ともいえない
不安感に襲われた。

それは話の内容が葵のことだったからかもしれない。



< 220 / 297 >

この作品をシェア

pagetop