Misaki-Forever
一斗は窓際に立ち、もう数えるほどしか見ることが出来ない風景を眺めた。
「一斗、おはよう」
「一斗ノート見せて」
いつものようにクラスメイトの声が響く。
どうせ授業なんて身に入ってこない
正直クラスメイトの話も上の空
周りの空気と自分の空気が
違って見えていた。
今、此処にいる意味が
わからない
どうせ居なくなっても
俺の事は1ヶ月たたないうちに忘れられるだろう
だったら自分から居なくなろう
この瞬間に消え失せよう
どんどん通学して来る
生徒の波を逆そうして
一斗は学校を後にした。