Misaki-Forever
2人で波打ち際に立ち遠くの船を見た。
「海なんて久しぶりだな…ん?綾音!」
一斗は綾音の顔を覗き肩を支えた。
「…ハァハァ」
綾音は少し苦しそうな表情になっていた。
一斗は綾音の背中を優しく擦り自分の身体で綾音を支えた。
「綾音?大丈夫か?」
「大丈夫…」
一斗は綾音を砂浜に座らせ
しばらく海を眺めた。
「ゴメン無理させたかな」
「ううん!サンドイッチ食べよっ」
綾音は少し落ち着き笑顔を見せた。
「あぁ、そうだな」
綾音からサンドイッチを受けとり波の音を聴きながらサンドイッチを食べた。