Misaki-Forever

一斗は背伸びをして

「ふぁー!明後日から夏休みかぁ、美咲はどうせ暇なんだろ?俺とデートするか?」


一斗がニコッと笑い
美咲の顔を覗き込んだ。


「デ、デートって…」


“一斗…顔…近い…"


「あっ!?なーんだ彼氏とデートか?」


「彼氏いないから普段一緒に居るんだから知ってるでしょ!」

「ぷっ!知ってた、アハハ」

楽しそうに一斗は笑った。

「もぉー!!必要以上に笑うなぁーっ」


美咲は怒ったフリをしたが…


“でも一斗とならデート行きたい!"


その時、美咲は心からそう思った。

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