Misaki-Forever
その様子を見ていた奈緒は
ポカーンと開いてた口を閉じ
美咲に詰め寄った。
「ちょっとー美咲!!
葵くんと知り合いなの?」
「ううん、全然知らない…
ちょっとビックリした」
「そりゃぁ、ビックリだよね」
「奈緒、あの子知ってるの?」
「うちの学校の1年だよ
年下だけど良いよねー
超イケメンだしー」
「そぉ?それより早くケーキ食べようよ」
「…だねっ」
“イケメンかイケメンじゃないか?って言ったら
間違いなく超は付くけど
私は一斗の事で頭がいっぱい
一斗だけしか考えられない"
だから美咲の中の葵の存在は、すぐに消えていった。