初恋はカフェ・ラテ色
「順平さんなら良い人だし、真面目だし。心春にも優しいし」
「お母さん、そんな話やめてよ。私が好きなのは洋輔さんなの。知ってるよね?」
「そうだけど、そろそろ結婚相手になる人とお付き合いしても良いと思うのよ」
「結婚相手になる人……? 洋輔さんじゃ結婚相手にならないの?」
ずっと洋輔さんのお嫁さんになることを夢見ていたから、ムキになって聞いてしまう。
「相手にされていないでしょう? ずっと思い続けていたらどんどん年を取って、誰も結婚してくれなくなるわよ。洋輔さんももう結婚してもいい年なんだし」
「……とにかく順平さんと結婚なんて全く考えられないよ。良い人だとは思うけど、絶対に嫌だから。くっつけようなんて思わないで」
頭に血が上り、眩暈がしそうだった。
お母さんは大きなため息をこれみよがしに吐いてから部屋を出て行った。ちゃんとお土産を持って。
もうっ! なんなのよう!
怒りが静まらず、枕を壁にぶつけた。
「お母さん、そんな話やめてよ。私が好きなのは洋輔さんなの。知ってるよね?」
「そうだけど、そろそろ結婚相手になる人とお付き合いしても良いと思うのよ」
「結婚相手になる人……? 洋輔さんじゃ結婚相手にならないの?」
ずっと洋輔さんのお嫁さんになることを夢見ていたから、ムキになって聞いてしまう。
「相手にされていないでしょう? ずっと思い続けていたらどんどん年を取って、誰も結婚してくれなくなるわよ。洋輔さんももう結婚してもいい年なんだし」
「……とにかく順平さんと結婚なんて全く考えられないよ。良い人だとは思うけど、絶対に嫌だから。くっつけようなんて思わないで」
頭に血が上り、眩暈がしそうだった。
お母さんは大きなため息をこれみよがしに吐いてから部屋を出て行った。ちゃんとお土産を持って。
もうっ! なんなのよう!
怒りが静まらず、枕を壁にぶつけた。