初恋はカフェ・ラテ色
幸せだった気分が風船のようにパチンとはじけてしぼんでしまった。

いつもより早い時間だけどもう寝てしまおうと、ベッドに横になり電気を消す。そこで枕元のスマホがメールを知らせる。

洋輔さんからだった。
たった一言『おやすみ』の文字。それだけでイライラがすっと消えていった。

微笑みながらメールを返信する。

『おやすみなさい。早く明日になりますように』

早く明日になって洋輔さんに会いたい。

洋輔さんのメールに癒され、前日の寝不足もあり、いつの間にか眠りに引き込まれて行った。

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