初恋はカフェ・ラテ色
「桜子ちゃん、そんなにおかしい?」
「ぶはっ……いや、心春らしい……はははっ……なって」
母親の笑い声がリビングにいる陽菜ちゃんにも聞こえたようで、キッチンにやってきた。
陽菜ちゃんの隣に洋輔さんもいてふたりは親子のように手をつないでいる。
「こはるたん、ママはなんでそんなにわらってるのぉ?」
不思議そうな陽菜ちゃんに聞かれるけれど、そばに洋輔さんがいるし、子供にはわからない話なので、笑ってごまかす。
そこでようやく桜子ちゃんの笑いがおさまってくれた。
「はーちゃん、お姉ちゃんは可愛いのよ」
「かわいいとわらうの?」
「そうねぇ。あ、りーくんが泣いているみたい。見てきてくれる?」
陽菜ちゃんの興味を別の方に向ける。
「はーい」
陽菜ちゃんは駆け足で去っていく。
残された大人たち。桜子ちゃんは洋輔さんと目が合うと、また笑いだす。
「桜子ちゃんっ、そんなにおかしくないってば」
私は洋輔さんに申し訳ないと思っているのに。
「ぶはっ……いや、心春らしい……はははっ……なって」
母親の笑い声がリビングにいる陽菜ちゃんにも聞こえたようで、キッチンにやってきた。
陽菜ちゃんの隣に洋輔さんもいてふたりは親子のように手をつないでいる。
「こはるたん、ママはなんでそんなにわらってるのぉ?」
不思議そうな陽菜ちゃんに聞かれるけれど、そばに洋輔さんがいるし、子供にはわからない話なので、笑ってごまかす。
そこでようやく桜子ちゃんの笑いがおさまってくれた。
「はーちゃん、お姉ちゃんは可愛いのよ」
「かわいいとわらうの?」
「そうねぇ。あ、りーくんが泣いているみたい。見てきてくれる?」
陽菜ちゃんの興味を別の方に向ける。
「はーい」
陽菜ちゃんは駆け足で去っていく。
残された大人たち。桜子ちゃんは洋輔さんと目が合うと、また笑いだす。
「桜子ちゃんっ、そんなにおかしくないってば」
私は洋輔さんに申し訳ないと思っているのに。