初恋はカフェ・ラテ色
陽菜ちゃんはかなりの夜更かしをさせてしまったけれど、寝ないと言ってきかなくてしまいには泣き出し、子供に甘い将生さんに「今日は特別だからな」と言われていた。
そんな微笑ましい光景に、桜子ちゃんと将生さんのような家族になれたらいいなと胸に刻み込まれた。
洋輔さんはどう思っているのかな……私となんて結婚は考えられない?
外へ出ると、先に出ていた洋輔さんは助手席のドアを開けて待っていてくれていて、私は桜子ちゃんと将生さんにお礼を言い急いで車に向かう。
高級感のある革のシートに身体を預けシートベルトをしていると、洋輔さんが乗り込んできた。
私のシートベルトを確かめてから車を発進させた。
「洋輔さん、今日は連れてきてくれてありがとう。楽しかったよ」
不意に洋輔さんの左手が伸びて髪を撫でられる。
「俺は心春に触れたかった」
結婚まで夢見てしまう人だから、そんな甘い言葉はとてもうれしい。
「私も……それから……お迎えのこと、本当にごめんなさい」
「あれは笑い話で済ませたはずだよ? それにいずれは付き合っていることがわかるはず」
「えっ……?」
洋輔さんは閑静な住宅街にひょっこりある公園の脇に車を停めた。
そんな微笑ましい光景に、桜子ちゃんと将生さんのような家族になれたらいいなと胸に刻み込まれた。
洋輔さんはどう思っているのかな……私となんて結婚は考えられない?
外へ出ると、先に出ていた洋輔さんは助手席のドアを開けて待っていてくれていて、私は桜子ちゃんと将生さんにお礼を言い急いで車に向かう。
高級感のある革のシートに身体を預けシートベルトをしていると、洋輔さんが乗り込んできた。
私のシートベルトを確かめてから車を発進させた。
「洋輔さん、今日は連れてきてくれてありがとう。楽しかったよ」
不意に洋輔さんの左手が伸びて髪を撫でられる。
「俺は心春に触れたかった」
結婚まで夢見てしまう人だから、そんな甘い言葉はとてもうれしい。
「私も……それから……お迎えのこと、本当にごめんなさい」
「あれは笑い話で済ませたはずだよ? それにいずれは付き合っていることがわかるはず」
「えっ……?」
洋輔さんは閑静な住宅街にひょっこりある公園の脇に車を停めた。