初恋はカフェ・ラテ色
順平さんと結婚っ!?
「了解」
洋輔さんはコーヒーマシンに向かい作り始めた。コーヒーを抽出する勢いのある音。この音はなんだか心地いい。
頬杖をついて、洋輔さんの働く後姿を眺めていた。
そこへお客様がひとりふたりと入ってくる。
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませ」
スタッフたちが笑顔で接客している。『カフェ・グラン・ロッソ』のスタッフたちの接客態度は見ていて気持ちがいい。
お客様に気持ちよく過ごしてもらいたいと思う洋輔さんの方針で、スタッフたちにも徹底した教育を行っている。
「お待たせ」
目の前に出されたカフェ・ラテ。
ハートが描かれていて、私の心がホッと安堵した。
肩が一気に脱力したのが分かったのだろう。洋輔さんは首を傾げて私を見つめた。
「オーナー! アイスコーヒーとアイスティーお願いします!」
奈々さんの元気のいい声に、話しかけようと口を開いた洋輔さんの視線が私から外れた。
洋輔さんはコーヒーマシンに向かい作り始めた。コーヒーを抽出する勢いのある音。この音はなんだか心地いい。
頬杖をついて、洋輔さんの働く後姿を眺めていた。
そこへお客様がひとりふたりと入ってくる。
「いらっしゃいませー」
「いらっしゃいませ」
スタッフたちが笑顔で接客している。『カフェ・グラン・ロッソ』のスタッフたちの接客態度は見ていて気持ちがいい。
お客様に気持ちよく過ごしてもらいたいと思う洋輔さんの方針で、スタッフたちにも徹底した教育を行っている。
「お待たせ」
目の前に出されたカフェ・ラテ。
ハートが描かれていて、私の心がホッと安堵した。
肩が一気に脱力したのが分かったのだろう。洋輔さんは首を傾げて私を見つめた。
「オーナー! アイスコーヒーとアイスティーお願いします!」
奈々さんの元気のいい声に、話しかけようと口を開いた洋輔さんの視線が私から外れた。