初恋はカフェ・ラテ色
「ご飯、今出来たところなの」
「いい匂いがここまで漂ってるよ。ありがとう。なんだか新婚みたいで照れくさいな」
洋輔さんは私の肩を抱き寄せてこめかみにキスする。
「お吸い物、温めてくるね」
新婚と言われ、恥ずかしくなり洋輔さんの腕から抜け出してキッチンへ向かう。
洋輔さんはそのまま洗面所へ行ったようだ。
すぐに戻ってきた洋輔さんはテーブルに並んだ料理を見て目を見張る。
「おいしそうだ。短時間でよく出来たね」
「簡単なお料理だから」
「うなぎの寿司か」
イスに座ると洋輔さんはククッと楽しそうに笑う。
「なにかおかしい……?」
「今日、心春をもらっていい?」
「えっ?」
お箸を持った手を止めて、キョトンと見てしまう。
「よく言うだろう? うなぎを食べたら精がつくって」
「せ、精っ!? ち、違うよ。ただ食べたくて」
「そうなんだ。残念だな」
そう言って、洋輔さんはお吸い物を一口飲んでから食べ始める。
「いい匂いがここまで漂ってるよ。ありがとう。なんだか新婚みたいで照れくさいな」
洋輔さんは私の肩を抱き寄せてこめかみにキスする。
「お吸い物、温めてくるね」
新婚と言われ、恥ずかしくなり洋輔さんの腕から抜け出してキッチンへ向かう。
洋輔さんはそのまま洗面所へ行ったようだ。
すぐに戻ってきた洋輔さんはテーブルに並んだ料理を見て目を見張る。
「おいしそうだ。短時間でよく出来たね」
「簡単なお料理だから」
「うなぎの寿司か」
イスに座ると洋輔さんはククッと楽しそうに笑う。
「なにかおかしい……?」
「今日、心春をもらっていい?」
「えっ?」
お箸を持った手を止めて、キョトンと見てしまう。
「よく言うだろう? うなぎを食べたら精がつくって」
「せ、精っ!? ち、違うよ。ただ食べたくて」
「そうなんだ。残念だな」
そう言って、洋輔さんはお吸い物を一口飲んでから食べ始める。