初恋はカフェ・ラテ色
「せんせい、さようなら。みなさん、さようなら」
午前保育が終わり、ぎらぎらと太陽が照る中、園児たちがお母さんに手を引かれて帰っていく。
園を出て行く園児たちに大きく手を振って、太陽の眩しさに目を瞬かせる。
もうすぐ梅雨明けかな。
日焼け止めを塗らずに外で園児たちと遊んだせいで、腕が少し赤くなっていた。しっかり塗らなきゃと、反省しながら教室に戻り後片付けを始めた。
今日は菓子教室。
ブルーベリーマフィンを作る。ブルーベリーは大好きだから作るのが楽しみ。けれど、今日は洋輔さんに会えない。
今まで以上に会いたいのは昨日のせいかも。
今まで知らなかった未知の世界、男女のあれこれなんてわからなかったけれど、洋輔さんの腕の中にいるだけで幸せだった。
絶対にお父さんの考えを変えてみせるからっ。
力を込めてガッツポーズをしていると、後ろから肩を叩かれた。
「心春先生っ!」
キティちゃんのエプロンをつけた里佳子先生だった。
「里佳子先生。お疲れ様です。昨日はありがとうございました」
にっこり笑って深く頭を下げる。
午前保育が終わり、ぎらぎらと太陽が照る中、園児たちがお母さんに手を引かれて帰っていく。
園を出て行く園児たちに大きく手を振って、太陽の眩しさに目を瞬かせる。
もうすぐ梅雨明けかな。
日焼け止めを塗らずに外で園児たちと遊んだせいで、腕が少し赤くなっていた。しっかり塗らなきゃと、反省しながら教室に戻り後片付けを始めた。
今日は菓子教室。
ブルーベリーマフィンを作る。ブルーベリーは大好きだから作るのが楽しみ。けれど、今日は洋輔さんに会えない。
今まで以上に会いたいのは昨日のせいかも。
今まで知らなかった未知の世界、男女のあれこれなんてわからなかったけれど、洋輔さんの腕の中にいるだけで幸せだった。
絶対にお父さんの考えを変えてみせるからっ。
力を込めてガッツポーズをしていると、後ろから肩を叩かれた。
「心春先生っ!」
キティちゃんのエプロンをつけた里佳子先生だった。
「里佳子先生。お疲れ様です。昨日はありがとうございました」
にっこり笑って深く頭を下げる。