初恋はカフェ・ラテ色
「お疲れ様でした!」
就業時間が終わり、急いで駅前のファミレスに向かう。
まだ外は明るい。
気分が落ち着かないところへセミの鳴く声がうるさくて、耳をふさぎたくなった。
神経が過敏になっているのはわかっている。
でも、ちゃんと向き合わなきゃ。
ファミレスに到着したのはちょうど18時だった。
中へ入ると順平さんが禁煙席の4人掛けのテーブルに座っていた。
落ち着かなげに視線を入口の方へ彷徨わせていた順平さんは、私の姿を目にすると立ち上がる。
私は軽く頭を下げてから、順平さんの対面のイスに腰を掛けた。
すぐにウエイトレスが水を持ってくる。
「心春ちゃん、何にする?」
「あ……アイスレモンティーで」
「アイスレモンティーを2つ」
ウエイトレスが注文を繰り返し去っていくと、順平さんが口を開いた。
「来てくれてありがとう。心春ちゃん」
就業時間が終わり、急いで駅前のファミレスに向かう。
まだ外は明るい。
気分が落ち着かないところへセミの鳴く声がうるさくて、耳をふさぎたくなった。
神経が過敏になっているのはわかっている。
でも、ちゃんと向き合わなきゃ。
ファミレスに到着したのはちょうど18時だった。
中へ入ると順平さんが禁煙席の4人掛けのテーブルに座っていた。
落ち着かなげに視線を入口の方へ彷徨わせていた順平さんは、私の姿を目にすると立ち上がる。
私は軽く頭を下げてから、順平さんの対面のイスに腰を掛けた。
すぐにウエイトレスが水を持ってくる。
「心春ちゃん、何にする?」
「あ……アイスレモンティーで」
「アイスレモンティーを2つ」
ウエイトレスが注文を繰り返し去っていくと、順平さんが口を開いた。
「来てくれてありがとう。心春ちゃん」