初恋はカフェ・ラテ色
「大丈夫。家に帰れば夕食があるから」
「そう? じゃあ今度はおばさんにいらないって言ってきてね」
「はい」
そう返事するも、この会話は毎度のこと。いつもなにかしらご馳走してくれようとするから、うまい理由だった。
強引に言われたら嬉しくて食べさせてもらうけれど、洋輔さんはお母さんがせっかく作ってくれる料理を無駄にしないように無理強いしないから最近はここで食事していない。
「明日にしようか」
「えっ?」
考え事をしていたせいで、洋輔さんの言葉が理解できずキョトンとなる。
「ここで夕食を食べる約束だよ。閉店後に一緒に食べようか」
私……夢見てる? それとも耳がおかしくなった? 都合のいいことしか聞こえない耳になったりした?
「今なんて……?」
「どうしてそんなにびっくりしてるの? 明日食事に誘ったんだよ」
私、夢見ていなかった! もちろん、耳も正常!
「そう? じゃあ今度はおばさんにいらないって言ってきてね」
「はい」
そう返事するも、この会話は毎度のこと。いつもなにかしらご馳走してくれようとするから、うまい理由だった。
強引に言われたら嬉しくて食べさせてもらうけれど、洋輔さんはお母さんがせっかく作ってくれる料理を無駄にしないように無理強いしないから最近はここで食事していない。
「明日にしようか」
「えっ?」
考え事をしていたせいで、洋輔さんの言葉が理解できずキョトンとなる。
「ここで夕食を食べる約束だよ。閉店後に一緒に食べようか」
私……夢見てる? それとも耳がおかしくなった? 都合のいいことしか聞こえない耳になったりした?
「今なんて……?」
「どうしてそんなにびっくりしてるの? 明日食事に誘ったんだよ」
私、夢見ていなかった! もちろん、耳も正常!