初恋はカフェ・ラテ色
番外編 その後のふたり
5月のまさしく五月晴れといった空の元、私たちは結婚式を挙げた。
結婚が決まってから挙式までスピード婚の域に入るけれど、これにはまたいろいろとあって……。
「絶対に式は神前だ! 神前じゃなきゃ俺は出んぞ!」
頑固に言い貫くのはお父さん。
生まれてからこれまで和の人だから、結婚が決まってからそう言いそうだと薄々気が付いていたんだけど。
洋輔さんや松下の両親の反対で教会になるのだろうと思っていたら、寂しい父親の気持ちをくみ取って全く反対されなかった。
それには私が一番がっかりで、肩を落とし気持ちが数日晴れなかった。
花嫁としてはやはりウエディングドレスを着たかったのだ。
お父さんにいつもドレスを阻まれている……。
結婚が決まってから挙式までスピード婚の域に入るけれど、これにはまたいろいろとあって……。
「絶対に式は神前だ! 神前じゃなきゃ俺は出んぞ!」
頑固に言い貫くのはお父さん。
生まれてからこれまで和の人だから、結婚が決まってからそう言いそうだと薄々気が付いていたんだけど。
洋輔さんや松下の両親の反対で教会になるのだろうと思っていたら、寂しい父親の気持ちをくみ取って全く反対されなかった。
それには私が一番がっかりで、肩を落とし気持ちが数日晴れなかった。
花嫁としてはやはりウエディングドレスを着たかったのだ。
お父さんにいつもドレスを阻まれている……。