初恋はカフェ・ラテ色
「まあね」
適当に相槌を打って、炊飯ジャーの方へ身体を向ける。
お母さんはそれ以上追及することなくお味噌汁をよそってトレーに置いてくれる。
第一関門突破!
今日は30分早いからお父さんに会わずに済むかもと、急いで食べ始める。
ところが、そういうときに限って早くに戻ってきた。順平さんももちろん一緒。
そうだ、雨が降っているから若干少なめに作るせいで、いつもより早く終わるんだった。
「なんだ心春のチャラチャラした格好は?」
はぁ~ 言われると思った。
「別にチャラチャラしたカッコじゃないからね。順平さん、おはよう」
残り一口のご飯を食べ終えると、お茶碗を重ねる。
「おはよう。心春ちゃん。今日は一段と可愛いですよ」
順平さんは少し照れたようにはにかみながら私を褒めてくれる。
「今どきのファッションを知らないのはお父さんだけだからね。ごちそうさまでした」
立ち上がりまだお父さんたちのご飯をつけているお母さんのいるキッチンへ食器を持っていく。
適当に相槌を打って、炊飯ジャーの方へ身体を向ける。
お母さんはそれ以上追及することなくお味噌汁をよそってトレーに置いてくれる。
第一関門突破!
今日は30分早いからお父さんに会わずに済むかもと、急いで食べ始める。
ところが、そういうときに限って早くに戻ってきた。順平さんももちろん一緒。
そうだ、雨が降っているから若干少なめに作るせいで、いつもより早く終わるんだった。
「なんだ心春のチャラチャラした格好は?」
はぁ~ 言われると思った。
「別にチャラチャラしたカッコじゃないからね。順平さん、おはよう」
残り一口のご飯を食べ終えると、お茶碗を重ねる。
「おはよう。心春ちゃん。今日は一段と可愛いですよ」
順平さんは少し照れたようにはにかみながら私を褒めてくれる。
「今どきのファッションを知らないのはお父さんだけだからね。ごちそうさまでした」
立ち上がりまだお父さんたちのご飯をつけているお母さんのいるキッチンへ食器を持っていく。