初恋はカフェ・ラテ色
それから少しして残っていた3人は帰って行き、店には私と洋輔さんだけになった。
念願のふたりだけの食事。
だけど、想像通りには甘くならなくていつもと同じ。からかわれて、おしまい。
私に女としての魅力がないんだ……魅力があれば部屋にいたとき……。
もうすぐ23歳になる大人なんだから、男女のことは友達や雑誌なんかで知っている。
今日のシチュエーションはまさに男女の関係が進む、そんな時間だったのになにもなかった。
洋輔さんのキスはどんな……
そこでハッと我に返る。
「私ったらなにを考えちゃってるのっ! まるでさかりのついた猫みたいじゃないっ」
最近妄想癖がついちゃってる……。
自己反省し、ベッドにゴロンと横になる。
今日も洋輔さんの愛車、アルファロメオで送ってくれたけれど……甘い時間なんてものはなかった。10分で着いちゃうし。
「妹のようにしか見られないのかな……」
そう考えると胸がズキッと痛みを感じた。
念願のふたりだけの食事。
だけど、想像通りには甘くならなくていつもと同じ。からかわれて、おしまい。
私に女としての魅力がないんだ……魅力があれば部屋にいたとき……。
もうすぐ23歳になる大人なんだから、男女のことは友達や雑誌なんかで知っている。
今日のシチュエーションはまさに男女の関係が進む、そんな時間だったのになにもなかった。
洋輔さんのキスはどんな……
そこでハッと我に返る。
「私ったらなにを考えちゃってるのっ! まるでさかりのついた猫みたいじゃないっ」
最近妄想癖がついちゃってる……。
自己反省し、ベッドにゴロンと横になる。
今日も洋輔さんの愛車、アルファロメオで送ってくれたけれど……甘い時間なんてものはなかった。10分で着いちゃうし。
「妹のようにしか見られないのかな……」
そう考えると胸がズキッと痛みを感じた。