初恋はカフェ・ラテ色
「男女の駆け引きに決まってるだろ。ちょっとは頭使えよ。春は園児と同じくらい幼いんだよ。いや、園児の方が今はませてるからな。園児以下だ。だから洋輔さんの心が動かないんじゃん」
なんか私、ひどいこと言われている? なんで園児以下なんて言われるの?
「言ってる意味がわからないもん!」
「ホント春は可愛いよ」
またまたバカにしたような、呆れたような笑いを浮かべている。
「だからなにを言ってるのかちゃんと教えてよ」
「ようは、春の好き好き光線に洋輔さんは安心しているんだよ。いつだって忠犬ハチ公みたいに慕ってくるから恋人の仲になれないんだよ。少しは男の影みせて焦らせてみろよ」
「そ、そんなことして洋輔さん、焦らなかったら? どうしてくれるの?」
嫌になってシートに身体を預ける。ちょっと投げやりな気分だ。
「もともと、どうにもなっていない仲だろ? やってみればいいじゃん」
たしかにどうにもなっていない関係だけど……。
なんか私、ひどいこと言われている? なんで園児以下なんて言われるの?
「言ってる意味がわからないもん!」
「ホント春は可愛いよ」
またまたバカにしたような、呆れたような笑いを浮かべている。
「だからなにを言ってるのかちゃんと教えてよ」
「ようは、春の好き好き光線に洋輔さんは安心しているんだよ。いつだって忠犬ハチ公みたいに慕ってくるから恋人の仲になれないんだよ。少しは男の影みせて焦らせてみろよ」
「そ、そんなことして洋輔さん、焦らなかったら? どうしてくれるの?」
嫌になってシートに身体を預ける。ちょっと投げやりな気分だ。
「もともと、どうにもなっていない仲だろ? やってみればいいじゃん」
たしかにどうにもなっていない関係だけど……。