初恋はカフェ・ラテ色
「ケフェじゃないから。カフェよ。カフェっ!」
さっきまでテンションが高かった私は一気に下がり、食欲もなくなる。
「おやっさん、俺は心春ちゃんが良いのなら喜んで出かけてきます」
さらに順平さんの言葉が追い打ちをかけてくる。
「よしっ! デート代はわしが持つからな。豪華な飯でも食ってこいや」
お父さんはズボンのポケットからお財布を取り出すと、2万円を順平さんに渡そうとする。
「いいえ、お金はいただけません!」
「俺が良いって言ってるんだ」
目の前を福沢諭吉が行ったり来たり、助けが欲しくてお母さんとお祖母ちゃんを見るけれど、その光景を楽しそうに見ていた。
結局、一度アパートへ帰った順平さんは10時に迎えに来ることになった。
順平さん、私と出かけるなんてどういうつもりだろう。
気が進まないけれど、順平さんもお父さんに言われて仕方なく行くことにしたのかもしれない。
一応ブルーと白のボーダーのワンピースに着替えてメイクもちゃんとした。
髪の毛は後ろで一本にしてビジューのついたバレッタで留める。
さっきまでテンションが高かった私は一気に下がり、食欲もなくなる。
「おやっさん、俺は心春ちゃんが良いのなら喜んで出かけてきます」
さらに順平さんの言葉が追い打ちをかけてくる。
「よしっ! デート代はわしが持つからな。豪華な飯でも食ってこいや」
お父さんはズボンのポケットからお財布を取り出すと、2万円を順平さんに渡そうとする。
「いいえ、お金はいただけません!」
「俺が良いって言ってるんだ」
目の前を福沢諭吉が行ったり来たり、助けが欲しくてお母さんとお祖母ちゃんを見るけれど、その光景を楽しそうに見ていた。
結局、一度アパートへ帰った順平さんは10時に迎えに来ることになった。
順平さん、私と出かけるなんてどういうつもりだろう。
気が進まないけれど、順平さんもお父さんに言われて仕方なく行くことにしたのかもしれない。
一応ブルーと白のボーダーのワンピースに着替えてメイクもちゃんとした。
髪の毛は後ろで一本にしてビジューのついたバレッタで留める。