初恋はカフェ・ラテ色
「本当は彼のこと、まだ好きなんじゃないの?」
「……違うわよ。別れるには惜しい人だったかなって思っているだけ。またイケメンでお金持っている人見つけるから」
美人のあかりだからすぐに彼氏は出来ると思うけど、そっち目当てではどうかと思う。
「あかり、本当に好きな人を見つけなよ」
「……う……ん。でも、私が好きになるきっかけは顔からなのよね。心春だってそうでしょ? 洋輔さんがイケメンじゃなかったら好きにならなかったんじゃない? ずーっと8年間も片思い続けていられないんじゃない?」
あかりはハンバーグが目の敵のようにフォークで刺してナイフで大きく切る。
「そ、そうだけど。洋輔さんは性格も良いのっ」
もぐもぐと咀嚼したあかりは呆れたような笑みを浮かべる。
「性格が良かったらこの宙ぶらりんの関係をちゃんとすると思うんだけどな」
傷つくことをあかりはずけずけ言う。それは一理あるから反論できない。
「……違うわよ。別れるには惜しい人だったかなって思っているだけ。またイケメンでお金持っている人見つけるから」
美人のあかりだからすぐに彼氏は出来ると思うけど、そっち目当てではどうかと思う。
「あかり、本当に好きな人を見つけなよ」
「……う……ん。でも、私が好きになるきっかけは顔からなのよね。心春だってそうでしょ? 洋輔さんがイケメンじゃなかったら好きにならなかったんじゃない? ずーっと8年間も片思い続けていられないんじゃない?」
あかりはハンバーグが目の敵のようにフォークで刺してナイフで大きく切る。
「そ、そうだけど。洋輔さんは性格も良いのっ」
もぐもぐと咀嚼したあかりは呆れたような笑みを浮かべる。
「性格が良かったらこの宙ぶらりんの関係をちゃんとすると思うんだけどな」
傷つくことをあかりはずけずけ言う。それは一理あるから反論できない。