長井くんに恋した永井ちゃん。


でも、どうしよう。

明日が本番だっていうのに、このまま…なんて。


『どうする?』


小声で史織が聞いてきた。

ぶっつけ本番で、叩いて謝らないままいくか。


……けど、それしかないのかな。


「…………明日、がんばる」


あたしも史織に一言そう言って、

頷いた。


史織はその後、なにも言わなかったけど

あたしたちはもう一度、教室に戻ることにした。


(………長井、ごめん)










< 131 / 200 >

この作品をシェア

pagetop