長井くんに恋した永井ちゃん。


でも、なにか言う度にアイツは

楽しそうに笑っているから

一緒にいるのが楽しくなってくる。


(………この姿、永井に見せたら笑うかな)


さすがに白は……ねぇ。

……でもどーせ、今日は二度と二回目は来ない。


だったらいっか。


時計もカチッと音を立て、五分が過ぎた。


(………永井どうなってんのかな……)


結構楽しみにしてるんだけど、

さすがにそれは誰にも言えない。



_高校の時のことは今でもよく覚えてる。


楽しくて、しかも色々分かんないことが多くて

でも、それでも面白かった。


そんなこと考えてるとまた、時計の針が動いたので、




………………俺は静かに、部屋の扉を開けた。







               END
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